GAS

idtwiが使えないときの代替手段3選|すべて無料で使えます

idtwiが使えないときの代替手段3選|すべて無料で使えます
n-mukineer

idtwiで504エラーが出てしまった……
急いでTwitterのユーザーIDを確認したいんだけど、ほかに方法ないのかな……

idtwiはTwitterのユーザーIDを確認することができる(ユーザーIDからスクリーンネームを確認することも可能)ツールですね。

スクリーンネームが変更履歴も見れたりするので便利ですよね。

ただ、たまに504などのエラーが出て、使えなくなってしまうことありませんか?

本記事では、そんな時にすぐに使える代替手段を3つ、紹介します。

  1. 代替ツール2つ
  2. Twitter画面からユーザーIDを確認する方法
  3. 自分でプログラムを書いて確認する方法

この記事を読むことで、idtwiが使えなくなった時の対処法がわかるだけでなく、プログラミングによって自作することもできるようになります。

履歴を残さずにユーザーIDを調べることができますので、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

高専から大学編入後、精密機器メーカーで開発経験を積み、ハードウェアスタートアップでIoTデバイス向けのWebアプリケーション開発を行っている。

GASを使った記事多数執筆中。
» GAS関連記事一覧


idtwiが使えないときの代替手段3選

idtwiが使えないときの代替手段3選

idtwiが使えない時の代替手段のひとつ目は、似たようなWebツールを使うことです。

①idtwiの代替ツールは2つある

idtwiが使えなくなった時の代替ツールは2つあります。

どちらもWebブラウザからアクセスすることが可能です。

※idtwiと違って、スクリーンネームの変更履歴までは追うことはできません。

1. Twitter ID-Twitter screen_name 相互変換

URL: http://tik.dignet.info/web/idname/

  • 日本語なのでわかりやすい
  • 割と安定して使える

HTTP通信のため、通信が暗号化されていない(パスワードなどの情報を間違って入れると、情報漏洩のリスクがある)

2. TweeterID

URL: https://tweeterid.com/

HTTPS通信のため、通信が暗号化されている

  • Webサイトが英語である
  • 動作が不安定


上記で紹介した2つのツールは、どちらも何かしらWeb上に調べた履歴が残ってしまいます。

もし、履歴を残さずにユーザーIDを調べる場合、これから紹介する②または③の方法がおすすめです。

②Twitter画面からユーザーIDを確認する方法

2つ目の方法は、PCのTwitter画面からユーザーIDを確認する方法です。

自分自身のIDでも、他の人のIDでも同じ手順で調べることが可能です。

この方法を使うメリット・デメリットは以下のとおりです。

  • 調べた履歴が残らない
  • Twitterにログインさえできて入ればすぐに使える
  • スマホでは確認が難しい(PC推奨)

Twitter画面からユーザーIDを確認する手順

Twitter画面からユーザーIDを確認する手順は以下のとおりです。

Twitterにログインする

PCからWebブラウザ(Chromeなど)でTwitterにログインします。

IDを調べたいユーザーのプロフィール画面に行く

ユーザーIDを調べたいユーザーのプロフィール画面を開きます。

開発者モード画面を開く

以下のどちらかの方法で、「開発者モード」画面を開きます

開発者モード画面を開く方法
  • 画面上で右クリック⇒「検証」
  • 画面上でF12キーを押す
HTMLコード上で検索バー(ctrl+Fで出てくる)にidentifierと入力する
identifierで検索ヒットした部分がユーザーID

identifierと入力すると、該当する部分がハイライトされます。

その部分をよく見ると、右側に数字が羅列された部分があると思いますが、そこがユーザーIDとなっています。

ユーザーIDからスクリーンネームを知りたい場合は?

逆に、ユーザーIDからスクリーンネームを知りたい場合は、

https://twitter.com/intent/user?user_id=44196397

のように、user_id=の後ろの部分を調べたいユーザーIDに指定してブラウザで開くことで、そのユーザーのページを閲覧することができます。

ページを開くと、上記画像の@elonmuskのようにスクリーンネームが表示されます。

③自分でプログラムを書いて確認する方法

3つ目は、自分でプログラムを書いて確認する方法を紹介します。

この方法を使うメリットとデメリットは以下のとおりです。

  • 調べた履歴が残らない
  • 複数ユーザーを一気に調べることができる
  • 他の方法に比べて最初だけ手間がかかる

ここでは、GAS(Google Apps Script)とTwitter APIを使って、完全無料で自作する方法を紹介します。

以下の手順を読み進める前に、GmailアカウントとTwitterアカウントを準備しましょう。

GASでTwitter APIを使う準備をする

まずは、GASでTwitter APIを使えるようにする必要があります。

準備の手順は、以下の記事にまとめました(所要時間:約10分)。

【簡単】GASでTwitter APIを使えるようにする方法【3つの手順】
【簡単】GASでTwitter APIを使えるようにする方法【3つの手順】

GASにコードを書いていく

Twitter APIを使う準備ができたら、GASのコード.gsにプログラムを書いていきます。

こちらが、GASコードの全容です(コピペで使えます)。

// Twitter API情報
const TWITTER_API_KEY = PropertiesService.getScriptProperties().getProperty('TWITTER_API_KEY');
const TWITTER_API_SECRET = PropertiesService.getScriptProperties().getProperty('TWITTER_API_SECRET');

// twitter library
const twitter = TwitterWebService.getInstance(TWITTER_API_KEY, TWITTER_API_SECRET);

// Endpoints
const API2_BASE_URL = "https://api.twitter.com";
const urlGetUserById = targetUserId => `/2/users/${targetUserId}`;
const urlGetUserByUsername = targetUsername => `/2/users/by/username/${targetUsername}`;

// 実行用関数
function main() {
  getUserId('elonmusk');     //スクリーンネーム⇒ユーザーID
  getUsername('44196397');   //ユーザーID⇒スクリーンネーム
}

// スクリーンネームからユーザーIDを取得する
function getUserId(username) {
  const service = twitter.getService();
  let url = API2_BASE_URL + urlGetUserByUsername(username);
  const data = JSON.parse(service.fetch(url)).data;
  const userId = data.id;
  console.log(`スクリーンネーム「@${username}」のユーザーIDは「${userId}」です`);

  return userId;
}

// ユーザーIDからスクリーンネームを取得する
function getUsername(userId) {
  const service = twitter.getService();
  let url = API2_BASE_URL + urlGetUserById(userId);
  const data = JSON.parse(service.fetch(url)).data;
  const username = data.username;
  console.log(`ユーザーID「${userId}」のスクリーンネームは「@${username}」です`);

  return username;
}

// Twitter認証
function authorize() {
  twitter.authorize();
}

// Twitter認証解除
function reset() {
  twitter.reset();
}

// Twitter認証時のコールバック
function authCallback(request) {
  return twitter.authCallback(request);
}

main関数を実行する

main関数を実行することで、スクリーンネームとユーザーIDの相互変換ができるようになっています。

上記画像のように、main関数を選択した後、「実行」をクリックすることで変換用の関数が実行されます。

実行した結果は、こちらのように画面下部の「実行ログ」に出力され、変換結果を確認可能です。

変換に使用している関数は以下の2つです。

  • getUserId関数:スクリーンネームをユーザーIDに変換
    • 引数(getUserId(username)usernameの部分)にスクリーンネーム(@なし)を指定する
  • getUsername関数:ユーザーIDをスクリーンネームに変換
    • 引数(getUsername(userId)userIdの部分)にユーザーIDを指定する

それぞれの関数内でTwitter APIにアクセスし、ユーザー情報を取得しています。
(ユーザー情報を取得するAPIの詳細はTwitter API referenceを参照)

どちらの関数も、15分間で300回までの実行回数制限がありますので、むやみやたらと実行しないように注意してくださいね(普通に使う分には全く問題ないと思います)。

まとめ:履歴を残したくなければ自作しよう

まとめ:履歴を残したくなければ自作しよう

idtwiが使えなくなった時の代替手段を3つご紹介しました。

  1. 代替ツール2つ
  2. Twitter画面からユーザーIDを確認する方法
  3. 自分でプログラムを書いて確認する方法

idtwiは便利なツールですが、調べるとその履歴がWeb上に残ることとなります。

もし、履歴が残ってしまうことに不安を覚えるのであれば、自分でプログラムを書いてみることをおすすめします。

プログラムがだんだんわかってくると、もっとTwitter APIを使いこなしたい!と思うようになってきます。

Twitter APIの基本的な使い方に関してはこちらにまとめてありますので、ぜひ読んでみてください!

【GAS】Twitter API基本の使い方8選|サンプルコードあり
【GAS】Twitter API基本の使い方8選|サンプルコードあり
【GAS】Twitterキーワード検索&ツイート取得方法完全解説
【GAS】Twitterキーワード検索&ツイート取得方法完全解説

また、「プログラムを書いたりせずにTwitterのフォロワーを増やしたい……」というのであれば、SocialDogなどのTwitterマーケティングツールを使ってみてはいかがでしょうか?

7日間完全無料でお試し

このブログを書いている人
えぬ
えぬ
N日後にムキムキになるエンジニア
WebアプリエンジニアとしてIoTシステムを開発中。30代折り返し。 趣味(モノづくり、プログラミング、筋トレ)や子育てのことを主に記事にします。 TOEIC: 900点/第一級陸上無線技術士/第3種電気主任技術者/技術士一次試験合格/基本情報技術者/第2種電気工事士/デジタル技術検定2級(情報・制御)
記事URLをコピーしました