大学編入に失敗しないための5つのTOEIC対策【狙うは700点】
大学編入したいけど、TOEIC受けないといけないんだよなぁ。英語苦手だしどうやって対策していけばいいんだろう?何点ぐらいあればいいんだろう?
大学編入って、ホント情報が少なくて困りますよね…
TOEICの点数もどのくらいとればいいかわからないですし、どうやって点数を上げていったらいいのか、と僕も思っていました。
この記事の方法を取り入れれば、TOEICの心配をする必要がなくなり数学や専門科目の勉強に集中することができるようになると思います。
すべて独学で実践可能で、通学時間でできる内容もありますので、ぜひ読んでみてください。
僕の経歴はこのような感じです。
- TOEIC:最初380点⇒独学で905点
- 学歴:国立高専から九州大学に編入
- 前職:大手精密機器メーカー製品開発
- 現職:スタートアップ企業で製品開発
TOEICの点数を飛躍的に伸ばすことに成功した【5つの対策】をこれからご紹介します。
大学編入に失敗しないための5つのTOEIC対策
高専生にとって大学編入における悩みの種であるTOEICですが、先手を打って対策を進めることで一気に勝ちゲーにすることができます。
(僕が編入した九州大学工学部も、2024年度編入学試験より、TOEICを導入するとのことですので、今後さらに導入していく大学は増えると予想されます)
何点ぐらいを目指すべきなのか?
ずばり、700点です。(僕は、編入試験時点では680点でした)
もちろん点数は高いに越したことはないですが、工学系であれば700点もあれば十分です。これ以上を狙いに行くと、相当時間を使う必要がありますので注意しましょう。
それでは、TOEIC対策の説明を以下にしていきます。
対策①:とにかく早く勉強をはじめる。先に英語をクリアして専門科目に集中しよう。
とにかく早くTOEIC対策を始めることが、編入試験勉強における基本戦略です。
2年間の有効期限を活用しよう
TOEICを代用している大学のほとんどは「直近2年以内に受けた点数であれば有効」といった条件を出しています。
逆に言うと2年前から有効なので、「先にTOEICの目標点数をクリアしてしまえば、そのあとは専門科目に注力できる」ということになります。
つまり、一度点を取ってしまえば英語のことを気にする必要がなくなり、一気に不安が解消します。
直前でも間に合います
直前の場合でも大丈夫です。
TOEICはマークシート式であり、出題パターンは決まっています。以下のことをやるだけでも、100点~200点ぐらいアップできる可能性は十分にあります。
- 頻出単語を覚える
- マークシートのテクニックを練習する
対策②:とにかく試験に慣れること。1回で高得点を狙わない!
とにかく試験に慣れましょう。1回で高得点を取ろうなんて考えないことが重要です。
TOEICの点数の構成はリスニング495点、リーディング495点の990点満点ですが、これを別の切り口から分解すると、
- 英語の実力:7割
- 慣れ・テクニック:2割
- 運:1割
と、10回以上受験してきた僕は思っています。
TOEICの問題形式に慣れていない場合、以下のような現象が起こりがちになり最後まで解き終わることができなくなるケースが多くあります。
- 適切な時間配分がわからない
- 出題パターンを知っていれば最後まで読まなくてもわかるものに時間をかけてしまう
もし時間があれば正解できたかもしれない問題を取りこぼすこととなってしまいます。これは非常にもったいないですね。
逆に、試験に慣れている場合は、
- 問題を見ただけで回答パターンがわかる(特に文法問題)⇒時短テク
- 各セクションの適切な時間配分がわかる(リーディング)⇒時間管理テク
というように、TOEIC試験に特化したテクニックが自然と身についていき、結果高得点につながっていきます。
どのようにして試験に慣れていくか?
答えは単純で、とにかく何回も「TOEIC 公開テスト」を受験することです(意外とこれは重要ですが、できている人は少ない印象です)。
高専によってはTOEIC IPテストというのを学内で開催していたりしますが、実際に大学に編入する際に必要なのはTOEIC公開テストの点数です。
IPテストの点数は提出できませんので、どうせ受けるのであれば、公開テストを受けましょう。
先ほど述べた通り、運も大きく絡んでくるテストです。運がよくたまたま高い点数が取れた場合でも目標をクリアしていればそれでOKという考え方望むとよいでしょう。
対策③:英単語を耳で覚える【おすすめ単語帳3冊】
ここからは具体的な勉強方法について紹介していきます。まずは単語に関してです。
単語は、基本的に耳から覚えるようにすることをおすすめします。
もちろん、スペルを確認したりするのは重要なので単語帳も併せて進めてくのがおすすめですが、復習には付属の音声を使っていくのが効率的です。
とにかく何度も何度も聞いているうちに、自然と覚えてくるというのが理想だと考えています。
DUO3.0 & DUO3.0復習用CD
まずは定番中の定番、DUO3.0です。
受験生は必ず持っているといっても過言ではないかもしれませんね。
DUO3.0は単語帳のほかに「復習用CD」というものがあります。この2つは必ずセットで使うことをおすすめします。なぜなら、復習用CDを毎日耳から聞きつつ、本で目からインプットすることでより記憶を定着させることが可能になるからです。
僕も通学のバスで往復2時間、CDをiPodに入れて毎日聞いていました。毎日聞いていると、ボブ(登場人物)がおっちょこちょいだなぁとかだんだんわかってきて面白くなってきますよ。
DUOを使った勉強の進め方は以下の通りです。
- 毎日単語帳を読み進めます。覚えてなくてもとにかく最速で1周しましょう。
- ①と並行して、毎日復習用CDを1周聴きます(なんと、たったの1時間です)
- TOEICで700点取れるまで①、②を継続する
» 『DUO3.0(単語帳)』をチェックする
» 『DUO3.0復習用CD』をチェックする
PCにCDドライブがないなど、CDから音声取り込むことできないのであれば、audiobook.jpから聞くこともできますので、チェックしてみてくださいね。
キクタン
TOEICに特化した「キクタン」です。
990点狙いのものもありますが、高望みしすぎず800点狙いのもので十分です。
これも音声がついているので、耳をメインに学習を進めることをおすすめします。
» 『キクタン』をチェックする
キクジュク
「キクジュク」は「キクタン」の熟語バージョンです。
熟語になった瞬間大きく意味が変わる単語を網羅していくことができるのでおススメです。
» 『キクジュク』をチェックする
対策④:文法を勉強する【おすすめはこの1冊!】
文法に関する参考書はいろいろありますが、正直この本一択だと思っています。
- 『ハートで感じる英文法』
学校の勉強では教えてくれないような、「英語を理解するための思考回路」を作るためのノウハウがギュッと詰まっている1冊です。
» ハートで感じる英文法をチェックする
対策⑤:過去問を解きまくる
公式の過去問題集は必須アイテムです。
英単語をインプットしつつ、とにかく過去問を解きまくって出題パターンに慣れることが重要です。
» 『公式TOEIC L&R 問題集8』をチェックする
工学系の学生が英語を勉強するとメリットしかなかった
正直、工学系の学生にとって、英語っていらないよなって思いますよね?私もTOEIC勉強を始めたころはそう思っていました。
しかし、TOEICで高得点をとれたことによって、その後の学生生活や社会人生活において相当役に立った経験があります。
むしろ私の場合は、英語のほうが学生時代に勉強した専門科目よりも役に立ったといってもいいぐらいかもしれません。
ここでは、実際に僕が大学編入後に、大学時代や社会人になって「英語の勉強が役に立った」と実感した出来事を3つご紹介します。
将来エンジニアになりたいと思っている方は必見です。
①国際学会で口頭発表
修士2年の時に、アメリカとシンガポールに国際学会で発表することになりました。
発表することが決まった時点では650点前後だったのですが、そこからある方法を取り入れて勉強することによって一気に900点まで伸びました。「ある方法」については以下の記事で紹介しています。
» 留学経験ゼロ!完全独学でTOEIC900点取った勉強法を伝授します!
実際、900点ほど取れていたら、自然と英語を聞いたときに英語で理解できるし、話すときもゆっくりですがネイティブ相手に通じる英語を話せるようになっていました。
国際学会での発表も質疑応答に問題なく回答することができ、この経験でかなりの自信がつきました。
②海外エンジニアと英語でディスカッションできる
僕は修士修了後、新卒で大手メーカーに就職しました。
大手メーカーだと海外に工場を持っていたり、海外に開発拠点があることが多いです。僕が所属していた会社も例にもれず海外に工場がありました。
現地のエンジニアとはチャットだけでなく、オンラインでミーティングを行ったり、現地に訪問したりする際には通訳なしで英語でのコミュニケーションが求められました。
前述のとおり僕はTOEIC900点の実力があったため、問題なくコミュニケーションが取れ、海外エンジニア部門を立ち上げることに成功しました。
結果、そのことが評価され、昇給しボーナス評価も最高ランクをもらうことができました。
③回路設計やプログラミングで役に立つ
僕の職種はエンジニアです。エンジニアといっても幅広いと思いますので、専門領域について少し紹介をします。
専門領域は「組み込み開発」と「Webシステム開発」です。
どちらも、設計するためのドキュメント(例えば、回路設計なら部品のデータシート)を読んで設計書に落とし込んでいく必要があります。
ドキュメントは基本的に「英語」で書かれていますので(日本語のものもありますが、少ない)、TOEICで文法を勉強していれば問題なく読み進めることが可能です。
もちろん、その分野の専門用語は覚える必要がありますが、文法がわかっていれば全く問題ないです。
まとめ:TOEICを制すると編入試験は一気にラクになる
大学編入試験における悩みの種であるTOEICですが、先手を打って対策を進めることで一気に勝ちゲーにすることができます。
こちらで紹介した対策を取り入れてTOEICを制し、希望の大学への編入資格を勝ち取りましょう!
- 早く対策をスタートさせる
- 試験に慣れる
- 単語を耳で覚える
- 文法を勉強する
- 公式問題集を解きまくる
本ブログでは、大学編入に関する疑問を解決できる記事を多く執筆しています。こちらも読んでいただくと大学編入の知識が深まります。
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