【上位3~5割】高専から推薦で編入しやすい大学7選(国立/工学系)
大学編入したいんだけど、できれば国立大学に推薦で行けるといいなぁ。成績的に真ん中ぐらいでも推薦で行ける大学ってあったりするのかな?
こういった疑問を本記事は解決します。
この記事を書いている私は、国立高専から九州大学工学部に編入し、修士課程卒業後に大手精密機器メーカーに就職。現職はスタートアップ企業で製品開発のマネージャーを務めています。
高専から推薦で編入しやすい国立大学工学系学部7選
「推薦で大学に編入する」と聞くと、「学校の成績がトップクラスじゃないとダメなんじゃないか」と思ってしまいがちです。
しかし、よく調べていくと、クラス内での順位が真ん中以上であれば推薦入学の資格を得られる大学もあったりします。
推薦基準を公開していない大学も多くある中、明示的に推薦基準を公開している大学を調べました。
以下に工学系の学部のうち、推薦基準の比較的緩い大学の学部を7つまとめました。
- 上位1/2以上
- 北見工業大学 工学部
- 弘前大学 理工学部
- 信州大学 工学部(水環境・土木工学科)
- 上位30%または1/3以上
- 信州大学 工学部(機械システム工学科)
- 愛媛大学 工学部
- 佐賀大学 理工学部
- 大分大学 理工学部(創成工学科 機械コース/建築学コース)
推薦基準:クラス内順位【上位1/2以上】の大学
北見工業大学 工学部
- 推薦枠(募集人数)
- 地球環境工学科:5人
- 地域未来デザイン工学科:5人
- 募集要項へのリンク
出身学校長が責任を持って推薦できる者で,次の各号に該当する者
令和5年度募集要項
(1) 人物,学業ともに優れ,本学での勉学意欲にあふれる者で,原則として学科内の席次が現員の上位2分の1以内の者
(2) 席次を定めていない場合は,上記(1)と同等以上であると出身学校長が認めた者
(3) 合格した場合,入学を確約できる者
弘前大学 理工学部
- 募集人数(推薦・一般合わせて)
- 数物科学科:2人
- 物質創成化学科:1人
- 地球環境防災学科:2人
- 電子情報工学科:2人
- 機械科学科:2人
- 自然エネルギー学科:1人
- 募集要項へのリンク
出願できる者は,次の者とする。
令和5年度募集要項
高等専門学校を令和5年3月卒業見込みの者で,かつ,学業成績が優秀で,出身学校長が責任を持って推薦でき,合格した場合には入学を確約できる者。
なお,学業成績に関する推薦基準の目安は,出身学校における第4学年の成績順位が学科(コース)現員の上位50%以内(小数点以下切り上げ)の者とします。
また,学校長が本学部に推薦できる人数は最大3名までとします。
信州大学 工学部(水環境・土木工学科)
- 募集人数:一般・推薦合わせて合計20名
- 物質化学科
- 電子情報システム工学科
- 水環境・土木工学科
- 機械システム工学科
- 建築学科
- 募集要項へのリンク
高等専門学校を令和5年3月までに卒業見込みの方で,出身学校長が優れていると認め推薦する方。
なお,学校長が本学部に推薦できる人数に制限はありません。
また,学業成績に関する推薦基準の目安については,下表のとおりとします。令和5年度募集要項
学科 推薦基準の目安 機械システム工学科 成績の順位が上位30%以内 水環境・土木工学科 成績の順位が上位50%以内 物質化学科
電子情報システム工学科
建築学科目安は設けていません。
推薦基準:クラス内順位【上位1/3または30%以上】の大学
信州大学 工学部(機械システム工学科)
- 募集人数:一般・推薦合わせて合計20名
- 物質化学科
- 電子情報システム工学科
- 水環境・土木工学科
- 機械システム工学科
- 建築学科
- 募集要項へのリンク
高等専門学校を令和5年3月までに卒業見込みの方で,出身学校長が優れていると認め推薦する方。
なお,学校長が本学部に推薦できる人数に制限はありません。
また,学業成績に関する推薦基準の目安については,下表のとおりとします。令和5年度募集要項
学科 推薦基準の目安 機械システム工学科 成績の順位が上位30%以内 水環境・土木工学科 成績の順位が上位50%以内 物質化学科
電子情報システム工学科
建築学科目安は設けていません。
愛媛大学 工学部
- 募集人数
- 工学科全体で10名(推薦・一般合わせて)
- 募集要項へのリンク
次の①,②いずれかを満たし,合格した場合入学を確約できる者に限ります。
令和5年度募集要項
①高等専門学校を令和 5 年 3 月卒業見込みの者で,学科等での 4 年次の成績が上位 30%以内で学校長又は学科長(以下「推薦者」という)が責任を持って推薦できるもの
②短期大学を令和 5 年 3 月卒業見込みの者で,学科等での 1 年次の成績が上位 30%以内で大学長又は学科長(以下「推薦者」という)が責任を持って推薦できるもの
佐賀大学 理工学部
- 推薦枠:工学部全体で6人(一般入試は9人)
- 募集要項へのリンク
4 年次の成績が上位 1/3 以内の者で学校長が責任をもって推薦できる者
令和5年度募集要項
大分大学 理工学部(創成工学科 機械コース/建築学コース)
- 募集人数
- 創生工学科:7名
- 共創理工学科:3名
- 募集要項へのリンク
令和5年度募集要項
学科 コース 高等専門学校の対象となる学科 推薦要件 創生工学科 機械コース 機械系(制御系を含む。)学科 第4学年修了時の学習成績が上位1/3以内であること 福祉メカトロニクスコース 機械系学科、電気系学科、情報系学科 学習成績が優秀であること 建築学コース 建築系学科、土木系学科 第4学年修了時の学習成績が上位1/3以内であること 共創理工学科 知能情報システムコース 情報系学科、通信系学科、電気・電子系学科 学習成績が優秀であること 自然科学コース 自然科学に関連する学科 学習成績が優秀であること 応用化学コース 化学に関連する学科 学習成績が優秀であること
推薦基準を公開していない場合は先生に聞いてみよう
本記事では、「必ずしもトップ層でなくても推薦での編入試験を受けることのできる国立大学の工学系学部7選」についてご紹介いたしました。
あくまでも、明示的に推薦基準を公開している大学のみ掲載しており、推薦基準を明示していない大学も多くあります。例えば、こちらは鹿児島大学のケースです。
高等専門学校を令和5年3月卒業見込みの者で,在学中の成績が上位に属し,学校長が学力・人物ともに優秀で,健康状態が良好と認め,責任をもって推薦できる者
鹿児島大学工学部令和5年度編入学学生募集要項
このような場合は、「その大学に推薦で入学した過去の実績」や、自分の成績でも問題なさそうかを先生に聞いてみることをおすすめします。
そもそもどうやって大学選んだらいいんだろう…?
という方には、以下の記事がおすすめです。
工学部に編入可能な国立大学の一覧はこちらに「推薦選抜の有無」も併せて記載しています。
推薦入試は成績的に厳しくて、一般入試の対策をしなきゃと思っている場合は、以下の編入におけるTOEICの対策記事がおすすめです。
本ブログでは、大学編入に関する疑問を解決できる記事を多く執筆しています。以下のページから一覧で見ることができるのでよかったらチェックしてみてください!