【後悔したくない高専生必見】大学編入志望校の選び方5選
そろそろ大学選びしないとな…特にやりたい研究とか決まってないんだけど、どんな基準で選んだらいいのかなぁ?
「大学には編入したいと思っているけど、やりたい研究が特に決まっていない高専生」向けの記事となっています。
本記事では、そのような高専生向けに、
後悔しないための大学選びの基準5選
を紹介します。
私自身、なんとなく「地元に近い旧帝大」という基準で選んで、九州大学に編入しました。
もちろん、地元に近いことでのメリットも多くあり、大学選び自体は後悔していません。
ただ、大学を卒業して10年たった今、
志望校選びの時こんなことも考慮しておけばよかったなぁ・・・
となんとなく思っていることもあったりします(本文内で説明します)。
この記事を読んでいる人にはそんな思いをしてほしくないので、振り返りながら以下に解説していきます。
【後悔したくない高専生必見】大学編入志望校の選び方5選
繰り返しになりますが、「やりたい研究が決まっていない」人向けです。
やりたい研究が決まっているのであれば、その研究が実現できる大学を選べばいいだけです。
あくまでもまだ自分の中で「とにかく大学に行きたいんだ!」ぐらいのざっくりとした感覚しかない人はぜひ目を通していただければと思います。
大学の選び方の切り口は様々ありますが、私が特に重要と思うのは以下の5つです。
- 立地で選ぶ
- 地元の旧帝大を選ぶ
- 試験科目から選ぶ
- 自高専からの実績で選ぶ
- 自分より「ちょい上」のレベルで選ぶ
それでは順に解説します。
編入可能な国立大学工学部一覧は以下の記事にまとめてありますので、合わせて読んでいただければ幸いです。
» 【地元就職検討中の方必見】編入可能な国立大学一覧(工学部編)
1. 立地で選ぶ
まずおすすめするのが「立地で選ぶ」という方法です。
立地での選び方は2つの切り口があります。
- 首都圏や京阪神の「大都市圏」に近いという意味での立地
- 地方都市でも「繁華街」に近いという意味での立地
首都圏や京阪神の「大都市圏」に近いという意味での立地
大都市圏に近い立地で選ぶ方法です。
例えば、
- 東京大学
- 東京工業大学
- 東京農工大学
- 千葉大学
- 横浜国立大学
- 大阪大学
- 京都大学
- 京都工芸繊維大学
- 神戸大学
など。
大都市圏で就職したいと思っている人はもちろん、地元就職したいと思っている人両方におすすめできます。
地元就職したいと思っている人は、地元の大学に行けばいいのでは?と考えると思いますが、一度地元を出てみることで新たな発見があるのです。
私自身、就職してから初めて九州を離れましたが、文化だったり、食事の味付けだったりというのが違っていて、「やっぱり地元がいいな~」なんて思うこともよくあります。
一度地元をはなれて地元の良さを再確認したあと、Uターン就職というのも悪く無い選択肢かと思いますし、もしかしたら地元を離れて就職したいと考えが変わるかもしれませんよ。
- 大都市圏の大学を選ぶメリット
- 大都市圏の大学を選ぶデメリット
ちなみに、大阪大学工学部についての記事はこちらにまとめてあります。
»【高専生必見】大阪大学工学部の編入難易度がわかる5つのポイント
大都市圏の大学に行っておけばよかったなーって思ったことは何度かあります。最初関西の企業に就職したのですが、就活も苦労しましたし、文化になかなか慣れないといったことがありました。
学生時代に関西に住んでいればおそらく違うエリアに就職していたと思っています。
地方都市でも「市街地」に近いという意味での立地
地方都市の大学を選ぶ場合、その都市の市街地に近い大学を選ぶことをおススメします。
例えば、
- 北海道大学
- 名古屋大学
- 愛媛大学
- 岡山大学
- 熊本大学
- 鹿児島大学
など。
キャンパスライフを楽しみたい人
地方都市でも、市街地に近いことでいろいろなメリットが発生します。
特にサークル活動やバイトをしたいという人にとっては、田舎の大学に行くより格段に選択肢が広がります。
また、飲み会会場を探したりすぐのもかなり楽になるので、キャンパスライフを充実させるにはおススメです。
- 市街地に近い大学を選ぶメリット
- 市街地に近い大学を選ぶデメリット
九州大学はこの切り口で見ると、最低ランクの立地でした笑
2. 地元の旧帝大を選ぶ
私もこの方法でしたが、「地元に近い旧帝大を目指す」というのはまあ間違いのない選び方だと思います。
地元就職を考えている人
- 地元の旧帝大を選ぶメリット
- 地元の旧帝大を選ぶデメリット
私はこのパターンでした。就活は大都市圏で行っていたので、スケジュールの組み方はかなり工夫が必要でした。
3. 試験科目で選ぶ
続いては、編入試験の試験科目で選ぶ方法です。
例えば、物理・化学のない大学に絞る、だとか、推薦で通りやすい大学を狙うという具合です。
受験科目を絞って勉強の効率を上げたい人
本命の大学は別の方法で選んでおき、その大学の試験科目に近い大学を滑り止めとして受けるという戦略は有効だと思います。
4. 自高専からの実績で選ぶ
自分の高専の先輩が多く編入した大学を選ぶという方法もあります。
横や縦のつながりを大事にしたい人
編入試験は孤独との戦いになることが多いです。就職組が続々と内定をもらっている中、粛々と勉強をするというモチベーションを保つのには勉強仲間の存在は不可欠ですね。
5. 自分より「ちょい上」のレベルで選ぶ
自分より「ちょい上」のレベルの大学を目指す、というのもかなり重要です。
大都市圏で就職したいと思っている人はもちろん、地元就職したいと思っている人両方におすすめできます。
特に、編入先が高専と同じ専攻の場合、高専で習った授業や実験を繰り返すこととなりますので、復習にはちょうどいいですが正直あまり有意義とは言えません。
研究室に配属になっても、予算が十分にない研究室だったりすると思うように研究が進まなかったり、学会発表の機会も少なかったりすることがあります。
自分が「この大学なら受かりそうだな」と思ったら、その大学の1つか2つぐらい上の大学を目指してみませんか。
大学生活がより充実したものとなりますよ。
私のときは京都大学は2年次編入ではなく、3年次編入でした。今さらですが、記念受験でもいいから受験しておけばよかったかなーと若干後悔しています。
まとめ:大学選びの軸を決めよう
本記事では、編入で後悔しないための大学の選び方について5つ紹介しました。
- 立地で選ぶ
- 地元の旧帝大を選ぶ
- 試験科目から選ぶ
- 自高専からの実績で選ぶ
- 自分より「ちょい上」のレベルで選ぶ
ここで紹介した以外にも、人それぞれ観点はあると思いますが、大事なのは「軸」を決めることです。
「これだけは妥協できない」というポイントを見つけて、その条件を中心に多面的に検討していくのがおすすめです。
とはいえ、志望校が決まらないと勉強が開始できないというわけでもないので、できるところから勉強していきましょう。
特に、英語や数学はどこの学校でも必須科目となっていますので、「編入したい!」と思った瞬間から勉強スタートさせるべきです。
最近ではTOEIC/TOEFLを採用する大学も増えてきており、九州大学や大阪大学でも英語の試験を廃止し、TOEIC/TOEFLを採用する流れになっているようです。
TOEICや英語の対策については、以下の記事にまとめましたので、よかったらこちらも読んでいただければ幸いです。
本ブログでは、大学編入に関する疑問を解決できる記事を多く執筆しています。
こちらも読んでいただくと大学編入の情報を深く得ることができるので是非読んでみてください。
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